車を買いたい、車庫の新築や改築をしたいなどのときに頼れるJAのマイカーローンは、地域によってはTVCMも見かけるために身近に感じられるものです。車に関する様々な費用に使えるようになっており、ディーラーでのローンに比べると利便性が高いのも良い点です。
利用においては担保は不要で、保証人に関しても保証会社を利用するために原則不要となります。車を購入するディーラーでのローンでは保証人を別に用意しなければならない場合が多いですが、手軽さの面で見てもJAマイカーローンは優れています。
ローンを組む際の金利に関してもディーラーよりも低水準である場合が多く、さらに変動金利と固定金利での選択も可能なため、返済の計画や見通しで金利のタイプを決められます。無理のない範囲で返済総額を抑えた支払いが進められるので、JAマイカーローンは車の購入を中心として頼れる商品となっています。
JAのマイカーローンは大手銀行やネット銀行のマイカーローンとは異なり、地域によって金利が異なります。提供をする各地のJAが金利を定めているため、日本全国一律で何パーセントとマイカーローンの金利が決まっているわけではありません。
とある地域では固定金利で3%台でJAマイカーローンが利用できるとしても、他の地域では5%や6%台となる場合もあります。詳しい金利は最寄のJAバンクに問い合わせる必要があるので、正しくマイカーローンを利用するためにも検討前に確認をしておきましょう。
JAのマイカーローンはTVCMなどで金利の低さを目にする機会も多く、ディーラーでのローンはもちろん、他の金融機関で借りるマイカーローンよりも低金利低負担に感じるものです。
ただ、注意をしておきたいのは保証料の負担です。マイカーローンはほとんど金融機関で契約の際に保証会社を利用するため、金利とは別に保証料を利用者が負担します。保証料は金利に含まれているマイカーローンもあれば、金利とは別で負担をしなければならないマイカーローンもあります。
JAのマイカーローンも利用をする地域によって金利に保証料が含まれているところと、金利とは別となっているところがあります。金利と保証料が別の場合には合わせた利率で見ておかないと、想定外の負担で返済を進めることとなってしまいます。
JAに限らず、どの金融機関でもマイカーローンの金利を売りとしている場合には、最軽減金利を掲載していることが多いです。何らかの引き下げ条件を全て満たした上での適用金利が書かれているため、引き下げの条件を満たせないと大きく掲載がされている利率でマイカーローンの利用ができなくなります。
引き下げ条件やどの程度の金利優遇があるのかの項目をしっかりと見ておくのは当然ですが、加えて基準金利に関しても必ず目を通しておく、または問い合わせて確認をしておくようにしましょう。
JAでもどこでも金利の引き下げがされる場合には基準となる基準金利から一定値の引き下げとなるため、引き下げがされなければ基準金利でのマイカーローン利用となります。基準金利を見ずに最軽減金利だけを見てしまうと、契約後に金利が思っていた以上に高かったといった状況にも陥りかねません。
JAのマイカーローンは保証会社が異なる別のタイプが用意されている場合があります。補償会社が異なると審査の基準や金利も別となり、通常のJAマイカーローンの利用が難しかった方でも利用ができる可能性があります。
ただ、審査基準が異なると金利水準は高くなり、利用者側の負担が増えます。それでもディーラーローンよりは低金利となる場合が多いので、JAのマイカーローンを利用するとしてもどのタイプでの借り入れとなるのかも見ておくようにしましょう。
大手銀行や地方銀行、信用金庫でも一部でマイカーローンを複数タイプ用意し、多くの方が利用できるようにしているところがあります。JAマイカーローンが希望内容に一致しなかった場合などには、身近な金融機関で相談をしてみるのも良いです。
マイカーローンは金利にしても保証料にしても、または審査基準や利用までの手続きの流れなどに関しても、総合的に判断をして選ぶようにしましょう。金利だけを見ると保証料の負担を見逃す可能性があり、審査基準ばかりを見てしまうと負担が大きなローンとなる場合があります。
「保証料は金利に含む」となっているマイカーローンであれば分かりやすくて良いのですが、一部のJAのマイカーローンのように、金利を低く見せる意味でも保証料を別としているところもあるのが厄介です。
それでもJAのマイカーローンなら金利+保証料としても負担は決して大きくは無いので、ディーラーでのローンと比べると金利の負担は半分以下になる場合もあります。
借りた後の返済のシミュレーションも含め、JAのマイカーローンは金利と保証料、月々の返済金額など隅々まで確認や相談をした上で、利用の検討をするようにしてください。